説明
◆この面白い形をした浮草は『山椒藻(さんしょうも)』と呼ばれる水生植物です。
左右対称きれいに並んだ葉が、山椒の葉そっくりなところから名付けられました。
昔はどこの田んぼにもあった水生植物だったのですが、農薬に敏感に反応する為、どんどん姿を消していき、現在では絶滅危惧種となってしまいました。
ホームセンターでよく見かける「大山椒藻(オオサンショウモ)」は外国産の外来種ですが、私共が分譲する『山椒藻(さんしょうも)』は【在来種(滋賀県産)】の『山椒藻(さんしょうも)』です。
◆20年以上前に滋賀県で無農薬栽培のお米を作っている農家の方から分譲していただいた株の子孫です。
この水田は素晴らしい田んぼで、農家のご主人にお話を聞くと、永年ずっと無農薬でお米を作ってこられたそうです。
この水田では他にも「ミズアオイ」「ミズトラノオ」や「デンジソウ」など、多くの絶滅危惧種が生き残っていて、その時に一緒に分けていただいた株を今でも大事に栽培しています。
この水田では他にも「ミズアオイ」「ミズトラノオ」や「デンジソウ」など、多くの絶滅危惧種が生き残っていて、その時に一緒に分けていただいた株を今でも大事に栽培しています。
残念ながら、この水田は10年以上前に住宅地に変わってしまい、あの素晴らしい風景はもう二度と見る事が出来なくなってしまいました。
◆在来の植物を保護する点で気をつけなくてはいけないのが産地ごとに異なる遺伝子型です。
同じ植物で、見た目も同じように見えても、地域ごとに遺伝子型が異なる場合があり、産地のはっきりしている在来種は本当に貴重な後世に残せる宝物です。
同じ植物で、見た目も同じように見えても、地域ごとに遺伝子型が異なる場合があり、産地のはっきりしている在来種は本当に貴重な後世に残せる宝物です。
※「ビオトープ」や「スイレン鉢」に植物を植えるなら、安易に入手できる外来種ではなく、自然界で住むところを失いつつある在来種に安住の住処を提供してあげて、環境保護も一緒にしませんか。
◆長年大切に栽培してきた『山椒藻』ですが、大事に育ててくれる方に分譲させていただきます。
画像のような元気な株を5株選んで発送させていただきます。
※株が痛まないよう、湿らしたキッチンペーパーにやさしく包んで、栽培方法を分かりやすく書いた説明書も同封してお届けします。
【おすすめの使い方】
この浮草は、稚魚や幼魚の入った小さな容器に浮かべて使用するのがお勧めです。小さなメダカの餌となる植物プランクトンの供給にも役立ち、水質浄化にも一役買ってくれます。よくアマゾンフロッグビットなどの浮草を使用する方も多いと思いますが、サンショウモの方が根が短く、水替えの時に根っこを吸い込んでしまうなどのストレスからも解放されます。
あと熱い時期には水面に影を作ってくれるので、成魚の暑さ対策にも利用できる優れ物です。せっかく浮草を使うのなら外国産の浮草でなく、日本産の貴重な浮草を使って環境保護も同時に行う、ワンランク上のメダカ飼育はいかがでしょうか。
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